2026年5月28日(木)第8回公務員部会研修会を開催し、株式会社ソーシャル・エックス代表取締役の伊藤大貴様を講師にお迎えしました。
「官民連携の実践論 ~逆プロポが拓く地域課題解決~」をテーマに、公務員や民間企業関係者など27名が参加。行政主導から官民共創へと時代が移り変わる中での新しい連携のあり方や、「逆プロポ」による地域課題解決の実践事例について学びました。
講演では「官民連携」について、従来の行政主導・民間受託という関係性ではなく、行政と民間が対等な立場で価値を共創していく時代へ移行していることが語られました。また、「価値があるもの」と「儲かるもの」は必ずしもイコールではなく、“価値ある取り組みの周辺にビジネスが生まれる”という考え方も紹介されました。

今回の中心テーマである「逆プロポ」は、公募プロポーザルを反転させた仕組みであり、企業側から行政へ地域課題解決の提案を行う取り組みです。「インパクトとリターンの両立する事業の社会実装支援」として、多くの自治体・企業で導入が進んでいます。事例紹介では、行政が必ずしも予算を付けなくても官民共創は成立すること、実証実験や社会実装の場として自治体と連携する意義などが共有されました。
さらに「クローズドイノベーションからオープンイノベーションへ」という流れについても触れ、自社のみのリソースで完結させるのではなく、外部の技術やアイデアを取り込みながら新しい価値を生み出す考え方は、行政との連携においても重要であることが示されました。
また、スタートアップ向けワークショップに行政職員が“オブザーバー”として参加する事例も紹介されました。営業目的ではなく、学びの場としてフラットな関係性を築くことで、自然な官民連携が生まれていくという点は、公務員部会の活動とも重なる内容でした。

参加者にとって、地域課題解決に向けた官民連携の可能性を考える貴重な機会となりました。
KOIBは今後も、行政・起業家が垣根を越えてつながり、地域課題解決に向けた挑戦が生まれる場づくりを続けてまいります。
