Instagram Twitter Facebook Youtube

2026年5月レポート

月例会
5月 31, 2026

高知イノベーションベース(KOIB)は、5月22日(金)に第42回月例会を株式会社アッシェ セミナーホールにて開催いたしました。

今回のテーマは、「農業を『家業』から『産業』へ塗り替える。〜徳島から全国制覇を狙う、超速100億円企業へのロードマップ〜」と題し、盛況のうちに終了いたしました。

本月例会では、アイ・エス・ネクスト株式会社 代表取締役の酒井貴弘氏を講師にお招きしました。

 

酒井氏は、兵庫県淡路島で青ねぎに特化した農業法人を創業し、生産から流通までを一体化した事業モデルを構築。現在では徳島県をはじめ複数地域へ事業を展開し、日本最大級の青ねぎ取扱量を誇る農業法人へと成長させています。
講演では、就業から起業に至るまでの経緯や、農業を「家業」から「成長産業」へと変革していく挑戦についてお話しいただきました。

講演の冒頭では、「人生は一度きり。時間は有限。皆さんは何を成し遂げたいか」という問いかけからスタートし、自身の経験をもとに、経営者としての成長や組織づくりについて語られました。経営者自身の成長が会社の成長につながるという考えのもと、自己成長や数値管理、時間管理を徹底してきたことや、農業という数値化が難しい業界においてもデータ活用を進め、組織全体の連携強化と生産性向上に取り組んできた実践が共有されました。

また、事業立ち上げ当初は地域の信頼を得ることが大きな課題であったものの、地域住民や関係者との関係構築を重ねながら事業を軌道に乗せてきた経験についても紹介されました。その後も事業拡大に伴い、マネジメント体制の構築や顧客基盤の強化に取り組み、農業を持続的な産業として成長させるための挑戦を続けていることが語られました。

さらに、日本国内の人口減少や高齢化による市場縮小、気候変動、海外産農産物との競争など、農業を取り巻く環境の変化についても言及されました。AIを活用した業務効率化や人材育成システムの開発、品質管理や作業管理の高度化など、新たな技術を積極的に取り入れながら、農業の未来を切り拓こうとする姿勢が印象的な講演となりました。

 

質疑応答では、「生産者との良好な関係構築における考え方」「気候変動による危機への対応」「全国から熱意ある若手人材を採用する方法」「事業承継における先代との向き合い方」などについて質問が寄せられ、会場参加者からも活発な意見交換が行われました。

質疑応答の後には、参加者同士でグループをつくり、それぞれが感じたTAVを共有する時間も設けられました。講演を通して印象に残ったことや、自身の経験と重なった点、これからの実践につながる気づきなどを言葉にしながら対話を深め、その後は各グループの代表者が全体に向けて意見を共有しました。

講演を聞いて終わるだけでなく、参加者同士が学びや気づきを持ち寄り、会場全体で理解を深める時間となりました。

 

KOIBは今後も、挑戦を続ける経営者や実践者のリアルな声に触れられる場として、高知の次代を創るプラットフォームづくりを継続してまいります。

 

【次回月例会ご案内】

日時:2026年6月26日(金)18:00〜21:30
講師:八子 知礼 様(INDUSTRIAL-X 代表取締役)
場所:アッシェ

お申し込みはこちらから